デジタルマーケティングの一番の成果は社員のマインドチェンジ
――デジタルマーケティング導入による一番の成果は何だと思いますか。
鷲見氏 何よりも大きかったのは、社員のマインドチェンジです。これまでも、各館ともに一生懸命に企画やイベントを盛り上げてくれていましたが、結果に対して裏付けとなる明確な根拠があるわけではありませんでした。しかし、来館者の属性や数字が可視化されると、我々と同様にその意味を考えるようになります。「なぜ、この商圏の来館者が少ないのか」「どうすれば来てもらえるのか」という考えが浸透し、自主的に行動するマインドを持つ社員が増えたと感じます。事業推進部から離れ、各館で自走していくのが業務面での最終ゴールとなりますから、マインドチェンジはゴールに向けた大きな一歩といえるでしょう。
パナソニックISは、単なるデータだけでなく、まさに「なぜ、この商圏の来館者が少ないのか」「どうすれば来てもらえるのか」といった示唆も含めてアドバイスをくれます。社員全員でデジタルマーケティングを進めるためには、なくてはならない存在だと感じます。
――パナソニックISに対する評価をお聞かせください。
鷲見氏 我々に伴走しフォローしながら進めていく支援の仕方は、デジタルマーケティング初心者の我々にとって、本当にありがたいと思っています。今ではビジネスパートナーという枠を超え、チームとしての結束力が生れていると感じています。また、ハードルを上げてしまう我々の要求に対し、いつもしっかり応えてくれる姿勢も素晴らしいと感じています。
――今後は自社での自走化を進めていくそうですね。
鷲見氏 パナソニックISに、我々でも読み取りやすいダッシュボードを作成いただきました。すぐに自走化するのはなかなか難しいので、現在はパナソニックISからのレポーティングやアドバイスも継続して受けている状況です。
我々としては、全社員にマインドチェンジを促す意味でも、自分たちでデジタルマーケティングを運用することが重要だと考えていますから、今後はダッシュボードの使い方を含め、デジタルマーケティングの運用方法を伝授していただきながら、社内の知見やスキルを向上させていきたいと考えています。引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。
▲自走化をめざしてダッシュボードを作成 ※表示している数字はダミーデータです