ASTERIA Warpを導入
経費データの日次管理を実現、手動連携の手間から解放

最高品質を守るチーズのトップブランドとして常に先端を走り続ける六甲バター株式会社様(以下、六甲バター)。その事業活動を支える業務システムは幾度もの追加開発を経た結果、システム間連携が複雑化し、全体を把握しづらいものとなっていました。こうした現状を打開し、経営課題へよりスピーディに対応すべく、システムをつないで一元化するEAIツールの導入を検討。パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(以下、パナソニックIS)の提案する「ASTERIA Warp」をご採用されました。
課題
  • 経営課題やユーザー部門からの要望にスピーディに応えたい

  • 手動のシステム連携をなくしたい

解決
  • 経費データの日次管理を実現!処理時間も1時間からわずか5分に

  • 手動連携の手間から解放された

システム間連携が複雑で手を入れづらい

六甲バターの業務システムは幾度もの追加開発を経た結果、サーバや開発環境が時代によってバラバラに。システム開発・運用が属人化しシステム間連携も複雑になり、全体を把握しづらい状態となっていました。このため、経営課題やユーザー部門からの要望にスピーディに応えることが困難だったといいます。

「BI上で管理している売上や経費の実績が月次締め後でないと確認できなかったため、タイムリーな経営判断のためにも日次化したいという要望を受けていました。しかし、従来月次で行っていた作業は、経理部門から受け取ったデータをシステム部門の方でBIへ連携し、データを確認してからBI担当部門へ完了連絡を入れるというもの。連携処理自体にも時間が掛かっていましたから、これを毎日行うとなると担当者への負担が相当なものになる。かといってシステムを修正するのも一筋縄では行かず、ハードルが高いと感じていました」と経営企画部 情報システムチーム チームリーダー 課長の樋口修一氏は語ります。
六甲バター株式会社
経営企画部 情報システムチーム チームリーダー 課長
樋口 修一 氏

1日でも忘れたら大変!手動の連携

また、システム間連携を手動で実行しなければならない業務もあり、システム部門の負担となっていました。

「これは、営業部門が前日に入力した販売促進費を日次でBIに連携するというものです。システム部門のメンバーが毎日決まった時間に連携バッチを起動させる必要があり、忘れないように気を張っていなければなりませんでした」と経営企画部 情報システムチームの篠原早紀氏は振り返ります。
六甲バター株式会社
経営企画部 情報システムチーム
篠原 早紀 氏

使いやすさや手厚いサポートが決め手に

より柔軟なシステム開発体制の確立が急務。当時文字コード変換に利用していたMRDBのサポート終了も後押しとなり、EAIツールの導入が検討されることとなりました。

製品比較の結果、「最もよく使うDB2との親和性が高い」「デバッグがしやすい」などの点から、パナソニックISの提案する「ASTERIA Warp」をご採用いただきました。「パナソニックISが開発請負も含め手厚くサポートしてくれるという点もひとつの評価ポイントとなりました」(樋口氏)。

自動連携フローが1日でできた!操作性の高さを実感

構築後のスキルトランスファー(システム教育)では「分かりやすいGUIですぐに要領を得ることができた」という篠原氏。

「パナソニックISのレクチャーを受けながら、実際に連携フローを作成しました。自分のテストデータを入れて実行すると視覚的に結果が出るというのが非常に理解しやすく、毎日手動で連携していた販売促進費のフローについてはたった1日で作れてしまいました」と、ASTERIA Warpの操作性を高く評価します。

「何か起こっても、技術者向け情報サイト“ASTERIA Warp Developer Network”を読めばある程度自己解決できますし、パナソニックISのサポートも速くて的確なので助かっています」(篠原氏)。
ASTERIA Warp「フローデザイナー」画面

BIの日次化により、利益創出に貢献

その後、経費データをBIへ受け渡す処理についても連携フローを作成。ユーザー部門から要望されていた「日次化」を実現できました。

「以前は変換処理に1時間掛かっていましたが、現在では5分弱の日次バッチでBIへ自動反映できるようになっています。3部門が月末の残業から解放されましたし、経費データを日々チェックすることで、その月のうちに目標達成に向けた行動を起こせるようになりました」と篠原氏は手ごたえを語ります。

経営情報の見せる化を加速

導入間もない現段階では、BIへ連携しているのは実績データが中心。今後は予算データも連携し、予実管理まで実現したいといいます。

「当社の中でBIのウェイトが大きくなってきています。年間目標を達成するために全社員がBIを見ていますので、BI上のデータをもっと充実させ、リアルタイムで提示できるようにしたいと考えています。システム間連携というのはともするとスパゲティ化しがちですが、ASTERIA Warpで管理し、誰が見ても理解できてすぐ修正できるような形にしていきたいです。そうすることで、経営に貢献できるシステムを構築していけると思います」(樋口氏)。

基幹システムの再構築もASTERIA Warpでスムーズに

現在は基幹となる生産システムの再構築を進めているという六甲バター。既存のパッケージツールを再利用する中で、各ツールやマスタデータを柔軟につなぐことのできるASTERIA Warpの懐の深さにも「ノンカスタマイズで済むので、開発コストの圧縮につながる」とご評価をいただきました。

進化の一途をたどる六甲バターの業務システムを、私たちは今後もサポートしてまいります。

パナソニックISに相談してみる

当社担当からひとこと

河戸 秀夫
六甲バター様は、当初ASTERIA Warpを検討されないままEAIツールを決めかけておられました。そこに私のこれまでのASTERIA Warp経験・知識をフル活用した結果、メリットを理解して導入を決定いただけたという経緯があり、私にとっても思い入れのあるお客様です。
スキルトランスファーの際も、毎回、お客さまの勉強の跡とスキルアップを感じることができ、訪問が楽しみになっていました。
今後もASTERIA Warpの更なる活用や、課題解決に対して、六甲バター様に貢献したいと思います。
取材︓2016年7月20日 
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