工夫によってはSalesforceも検索対象に含められる
――Teachme BizとSalesforceを検索対象にするには工夫があったといいます。詳しく教えてください。
<Teachme Bizとの連携>
岩澤氏 社内システムの使い方や社内規定などのマニュアル類の大半をTeachme Bizに保管しています。検索の仕組みは、Teachme Biz側で登録しているマニュアル情報(タイトルや、マニュアルの簡単な説明文)をCSVファイルに出力し、そのCSVファイルを毎晩RPAでダウンロードしてから、Neuron ESの外部コマンド連携でクローリングを行うというもの。これにより、 Neuron ES上でマニュアル情報を検索すると該当のCSVファイルの各レコードがヒットし、それをクリックすることでTeachme Biz上のマニュアルへアクセスできるようになっています。
Neuron ESに公式対応していないクラウドサービスも、外部コマンドの工夫で検索対象対象に
<Salesforceとの連携>
岩澤氏 Salesforceには、工事関連の図面や完成図書、作業報告などを保管しています。当然、こうしたデータは参考資料として重要ですから、Salesforceも横断的に検索できるようにしたいと考えていましたが、Neuron ESでは直接Salesforceを検索することはできません。ただし、外部連携の仕組みがあれば可能とのこと。もともとSalesforceのデータはデータベースと連携していましたから、そのデータベースをJDBCドライバで連携することで検索できるようになりました。Neuron ESで検索する際は、Teachme Bizと同じように、検索結果をクリックすることでSalesforce上の該当データへアクセスできます。
データソースを直接クローリングできなくとも、外部コマンドやJDBCドライバの活用によって検索対象に含めることのできる懐の深さが、Neuron ESの魅力のひとつだと感じています。