ASTERIA Warpを導入
情報の一元管理・集約化と連携処理の可視化

2011年、古野電気株式会社様(以下、古野電気)は経営指標に関わるデータの一元化や見える化を図るため、複数のシステムに分かれていた基幹系システムの刷新を検討。 パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(以下、パナソニックIS)は、新たな基幹系システムと周辺システムとのデータのやり取りを、データ連携ミドルウェア「ASTERIA Warp」を活用し、 効率的な連携を実現しました。
課題
  • 業務データの管理一元化、見える化を進めたい

  • データ連携のためのシステム改修を最小限に抑えたい

解決
  • 情報の一元管理化/集約化により、各種指標の可視化に貢献

  • 連携処理の可視化により、ブラックボックスのない連携システムが完成

業務データの管理一元化、見える化を進めたい

古野電気では、会計や受発注、物流といったいわゆる基幹系の業務が、AS/400などの複数のシステムに分かれており、 データの一元化や業務の標準化が課題となっていました。この解決のためERPパッケージ「SAP」の導入を決定し、2011年に基幹系業務一元化の取り組みを開始しました。 しかし、基幹系システムの周りには18の関連システムが残り、それらとのデータ連携は課題でした。

「システムの連携は、規模や種類も多岐にわたるため、個々に連携させるのでは効率が悪い。そこで、今回の構築においてはデータ連携ミドルウェア(EAIツール)を使うことが適切だと判断しました。」 と情報システム部 IT開発1課 課長の濵﨑義則氏。

複数のEAIツールを比較検討した結果、古野電気でも導入実績があり、SAPへの連携アダプタを持つASTERIA Warpが採用されました。
古野電気株式会社
情報システム部 IT開発1課 課長 濵﨑 義則 氏

データ連携のためのシステム改修を最小限に抑えたい

ただ、懸念がなかったわけではありません。情報システム部 IT開発1課の池上淳也氏は次のように言います。

「これまでASTERIA Warpの適用は、データ連携機能のみにとどまっていました[下図参照]。 つまりデータ変換や結合・分割といった処理は、システム個々に吸収していました。ところがSAPでは改修が限定されるため、データ変換もASTERIA Warp側で行う必要がありましたが経験がありません。 レスポンスや変換精度面で大丈夫かという不安がありました。」

さらに、連携するシステムが多く、150以上にのぼる連携フローを開発する必要があるにも関わらず、構築期間が実質わずか1年半と、 スケジュールに全く余裕がないのです。他にも、SAPの導入と並行で進めるために業務要件が定まりきらないまま走る必要があることなど、不安の種は尽きません。

そのようなリスクを踏まえて進められた構築パートナーの選定において、「パナソニックISのSEがポイントでした。豊富な導入実績に加え、懸念していたデータの変換についても全く問題ないとの回答をもらい、 大変頼もしかった」と濵﨑氏は語ります。
古野電気株式会社
情報システム部 IT開発1課
池上 淳也 氏

情報の一元管理化/集約化により、各種指標の可視化に貢献

2013年3月に新たな基幹系システムを本格稼働させた古野電気。 「新たなシステムの導入によって周辺システムも含めたデータの管理が一元化され、目的としていた各種指標の『見える化』の基盤構築が実現できました。」と濵﨑氏は手応えを語ります。

データ連携に関して池上氏は、「大きな障害や致命的なバグというものはありませんでした。ASTERIA Warpでデータ連携を一元化し、入出力インターフェースの統一を図ることができたことで、 費用も抑えることができました。 これから新しいルールが効率的に運用できるようになってくると、効果はより顕著になるはず」と期待感を示します。

懸念されていた業務要件の変更に伴う仕様変更や、データ変換などの動作面についても、問題は最小限に抑えられ、「パナソニックISには、仕様変更が発生する都度、柔軟かつ迅速に、的確な対応やアドバイスをいただき感謝しています。 パナソニックISは大阪にも拠点があるため、メールや電話だけでなく、Face to Faceのコミュニケーションが取りやすいという点も安心感につながりました。」と濵﨑氏は振り返ります。

また、池上氏はテスト実施時のエピソードを次のように話します。 「設計段階で“これで大丈夫” と思っていても、仕様変更の影響などによって予想外のデータが生成される場合があり、エラーの原因になります。 その調査を行う際は、パナソニックISの経験に基づくASTERIA Warpフロー設計であったので、本当に助かりました。」

今回パナソニックISが担当したプログラムは、ロジックの品質や可読性が高く、ログの出力もしっかり考慮されていたため、障害調査が大変スムーズに進められたということでした。
「今回は、運用のリスクを考慮して、リアル連携ではない形で実装をしております。そのリスクへの懸念も払拭されたので、今後必要となる機能については、リアル連携に向けて改善を進めたいですね」と濵﨑氏。 そのほか、システムの統合や新システムの稼働などによる機能の追加や変更なども、ASTERIA Warpを使って積極的に取り組んでいきたいとのこと。 パナソニックISに対しては「今後も高い品質とレスポンスのよい対応を。」(池上氏)と期待感を示します。 パナソニックISは引き続ききめ細やかな素早い対応によって、古野電気の業務効率化と事業拡大に貢献してまいります。

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当社担当からひとこと

前 康幸
今回の導入で意識した点は、処理の見える化です。周辺システムの再構築も同時進行していたので、結合テスト以降の仕様変更が多発することが予測されました。 結合テスト後の仕様変更はスケジュール遅延に大きく影響しますが、処理の見える化により結合テスト時に発覚する不具合の調査・対応を短時間ですませスケジュールへの影響を極小化することができました。 お客さまに喜んでいただけて、大変光栄に感じています。
取材︓2013年5月22日 
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