情報の一元管理化/集約化により、各種指標の可視化に貢献
2013年3月に新たな基幹系システムを本格稼働させた古野電気。 「新たなシステムの導入によって周辺システムも含めたデータの管理が一元化され、目的としていた各種指標の『見える化』の基盤構築が実現できました。」と濵﨑氏は手応えを語ります。
データ連携に関して池上氏は、「大きな障害や致命的なバグというものはありませんでした。ASTERIA Warpでデータ連携を一元化し、入出力インターフェースの統一を図ることができたことで、 費用も抑えることができました。 これから新しいルールが効率的に運用できるようになってくると、効果はより顕著になるはず」と期待感を示します。
懸念されていた業務要件の変更に伴う仕様変更や、データ変換などの動作面についても、問題は最小限に抑えられ、「パナソニックISには、仕様変更が発生する都度、柔軟かつ迅速に、的確な対応やアドバイスをいただき感謝しています。 パナソニックISは大阪にも拠点があるため、メールや電話だけでなく、Face to Faceのコミュニケーションが取りやすいという点も安心感につながりました。」と濵﨑氏は振り返ります。
また、池上氏はテスト実施時のエピソードを次のように話します。 「設計段階で“これで大丈夫” と思っていても、仕様変更の影響などによって予想外のデータが生成される場合があり、エラーの原因になります。 その調査を行う際は、パナソニックISの経験に基づくASTERIA Warpフロー設計であったので、本当に助かりました。」
今回パナソニックISが担当したプログラムは、ロジックの品質や可読性が高く、ログの出力もしっかり考慮されていたため、障害調査が大変スムーズに進められたということでした。
「今回は、運用のリスクを考慮して、リアル連携ではない形で実装をしております。そのリスクへの懸念も払拭されたので、今後必要となる機能については、リアル連携に向けて改善を進めたいですね」と濵﨑氏。 そのほか、システムの統合や新システムの稼働などによる機能の追加や変更なども、ASTERIA Warpを使って積極的に取り組んでいきたいとのこと。 パナソニックISに対しては「今後も高い品質とレスポンスのよい対応を。」(池上氏)と期待感を示します。 パナソニックISは引き続ききめ細やかな素早い対応によって、古野電気の業務効率化と事業拡大に貢献してまいります。