ASTERIA Warpを導入
ワークフローシステムと基幹業務システムを連携

「創業理念『和の精神』『誠意、熱意、創意』のもと、人と環境を大切にする創環境企業として、事業活動を通じ社会の安全と幸福の増進に貢献する。」、この基本理念を大切に、建築・土木・不動産と幅広い分野で活躍する淺沼組様は、高い技術力で古いものを再生、新たな価値を生み出すリニューアルビジネスも手掛けています。施工対象は、庁舎やオフィス、都市開発、病院、大型商業施設に加え道路や鉄橋、鉄道分野にも及んでいます。
課題
  • 新たな連携基盤を模索、自社でのハンドリングが課題に

解決
  • ワークフローシステムと基幹業務システムをASTERIA Warpで連携

  • 開発スピード、テキスト抽出の容易さを実感。FAQにも満足

新たな連携基盤を求めて

「2005年頃、データ連携ツールASTERIA Warpの導入を検討しました」と、情報システム室長兼企画グループリーダーの神戸太氏は当時を振り返ります。まずASTERIA製品の紹介動画を視聴。その後、実際にASTERIA Warpをトライアルで導入しパフォーマンスなどのチェックを行った結果、連携基盤として十分に使えると判断したと神戸氏は言います。
株式会社淺沼組
情報システム室長 兼 企画グループリーダー
神戸 太 氏

連携基盤は構築済み、しかしすべてを外部ベンダーに委託

当時から稼働していたデータ連携基盤に、システム面での大きな課題はなかったと言います。「問題はなかったんですが、すべてが外注。自社でハンドリングができていません。」(神戸氏)また、「構築から導入まで外部のベンダーへ委託したため、プログラムがどうなっているか等ブラックボックス化しています」と神戸氏。

新たに周辺システムと連携する場合や既存のプログラムに変更が必要な時など、すべてにおいて外部の開発ベンダーへ発注しなければならないということです。

自社でハンドリングを模索

「ブラックボックス化しているところをなんとかしたい、それにはデータの連携基盤を自社でハンドリングできるような体制にしたい」という思いから模索が始まりました。新たに導入を決定したASTERIA Warpでどんなことができるのかというところからスタートし、「まずは基幹業務システムとワークフローの連携をASTERIA Warpに置き換えることにしました」と神戸氏は言います。

ASTERIA Warp採用の決め手は

ビジュアル面でのわかりやすさや優れた操作性から、「初心者でもASTERIA Warpを直感的に使うことができると実感しました」と情報システム室企画グループの髙橋綾氏は言います。更に、仕様書の自動作成機能、仕様変更の際のテーブルの再編の容易さ、さまざまなデータベースやアプリケーション間の連携など、システムの拡張性や柔軟性が決め手になり、パナソニック インフォメーションシステムズ(以下、パナソニックIS)が提案するASTERIA Warpを採用いただきました。
株式会社淺沼組
情報システム室企画グループ
髙橋 綾 氏

ワークフローシステムをASTERIA Warpで連携

ASTERIA Warp導入後、最初に取り組んだのが、ワークフローシステムと基幹業務システム間の連携をASTERIA Warpに置き換えることでした。ASTERIA Warpのフローの数は約100本、社内にASTERIA Warp経験者ゼロという中で、ASTERIA Warpのヘルプで使い方を学び、ウェブサイトのFAQを活用、すべて内作で構築を完了することができたということです。「初めてフローを作った時には、コンポーネントに対して知識がなく一から勉強しましたが、そこさえ習得したらあとは早かった」と髙橋氏は当時を思い起こします。またASTERIA Warpの操作性の良さと、簡単でわかりやすいGUIにも助けられたと髙橋氏は言います。

実感1 ASTERIA Warpの開発スピードの速さ

社内アンケートの回収や出退勤データの連携に新たなフローを開発。

「プログラムを書くことを考えると、ASTERIA Warpは圧倒的に早いと感じました」と髙橋氏。「取り込んだデータをそのままデータベースに投入できるのもその要因だと思います。」(髙橋氏)

実感2 テキスト抽出が簡単

ASTERIA Warpを使うと、簡単にデータベースからテキストを抽出することが可能です。

「従来使っていたリレーショナルデータベースと比較すると、その簡単さ、速さを実感できます。」と髙橋氏は言います。

実感3 使いやすいデバッグ

ASTERIA Warpの特長の一つ「フローサービス」には、コンポーネントのデバッグ機能が搭載されています。

「仮想のデータを入れてステップ実行が可能で非常に使いやすい」と髙橋氏は言います。「この使い方はコンポーネントを右クリックして表示される関連のヘルプから探してきました。」(髙橋氏)

実感4 強力なFAQ、日本語のサポート

ASTERIA Warpでは、会員専用のユーザーサポートサイトを提供、オンラインで技術的な問い合わせを行うことが可能です。もちろん日本語です。更に、ASTERIA Warpサイトの一つ「ASTERIA Warp Developer Network」では、ASTERIA Warpの技術者に向けて、製品ニュース、FAQ、オンラインデモ、サンプルコードのダウンロードや製品のテクニック・ノウハウの紹介を行っています。「ASTERIA Warpにバージョンアップしてから、FAQが非常に充実したと思います」、「検索すると必ず結果が出てきます。その結果もすぐに活用可能な実務的なものです」。また「オンラインのサポートに聞くまでもない時や、すぐに答えが欲しい時に非常に便利です」。今後のさらなる充実にも期待していると髙橋氏は言います。

ファイル連携の推進

ASTERIA Warpでファイル連携をさらに推進していきたい。

ASTERIA Warp以外で処理しているところも、ASTERIA Warpに置き換えていければいいと思っています。(神戸氏)

常駐監視も

「センサー」、「フィルター」、「ジョイント」の3ステップで連携を実現するASTERIA Warpの「パイプライン」。

そのパイプラインとフローの連携がうまくいかずに使用を一度は断念。できればこの機能を使ってASTERIA Warpで常駐監視を行いたい。

また夜間バッチの実行もASTERIA Warpに切り替えていくことを検討しています。(髙橋氏)

基幹業務のデータ連携も視野に

現在の基幹業務を3つに分割、そのデータ連携をASTERIA Warpでできればと考えています。(神戸氏)

パナソニックISは、お客さまの課題を一緒になって考え、最適なソリューション提案を行い、お客さまの要望の実現をお手伝いいたします。

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取材︓2015年8月27日 
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