ASTERIA Warpを導入
個人情報マスキングサービスを短納期開発

株式会社スタッフサービス・ホールディングス様(以下、スタッフサービス)は、100万名を超える派遣登録者情報の個人特定を防ぐため、情報の一部をマスクする「低減化対応」を実施。
EAIツール「ASTERIA」を活用して低減化の共通サービスを作成することにより、高品質かつ短納期で対応することができました。構築を担当したのは、パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社(以下、パナソニックIS)です。
課題
  • 派遣登録者情報が流出しないように情報の一部をマスクしたい
  • 正確性はもちろん、処理速度も必須

解決
  • 共通サービス化することにより、高品質かつ短納期で対応できた
  • 想像以上の爆速で現場からのクレームはゼロ

個人情報の一部を「***」で隠したい

スタッフサービスは日本最大級の総合人材サービス企業。昨今相次ぐ個人情報流出事件を受け、スタッフサービスでは社内業務におけるセキュリティ対策として、システムに表示・出力される派遣登録者リストに対し「低減化対応」を行うこととしました。

「低減化とは、例えば"yamada@sample.com"を"******@sample.com"と変換するなど、個人情報の一部をマスクして判別できないようにする処理のことです。個人の特定につながるためミスは許されない上、期限も決まっていましたが、対象となる全31システムのアーキテクチャはWebアプリ、C/Sなどシステムごとにバラバラでした」と経営管理部門 情報システム部 情報システム三課 マネージャーの谷川 明氏は語ります。
株式会社スタッフサービス・ホールディングス
経営管理部門 情報システム部 情報システム三課 マネージャー
谷川 明 氏
低減化の概要

共通サービス化するか、個別改修するか

低減化処理を実現するには2つの方法がありました。低減化ロジックを「共通サービス」として作り各システムから呼び出して使う方法と、「個別にシステム改修する」方法です。これはシステムのボリュームとロジックの難易度を考えると前者が適していました。個別改修では品質のバラつきやコスト増大が明らかに予測できたからです。

共通サービスの核となる製品には、EAIツール「ASTERIA Warp」を選定。オンライン処理機能やhttpsリクエストなど必要な機能をすべて満たし、なおかつコストパフォーマンスに最も優れている点が評価ポイントだったといいます。

パナソニックISの考え抜かれたプランを評価

今回の低減化対応について「正確性はもとより、処理速度もかなりシビアに要求しました」と谷川氏は語ります。「なぜならこれはセキュリティ対応であり、ユーザーにとって嬉しい点はひとつもないからです。マスクされることは仕方ないと許容されても、レスポンスが悪化することは許されません。

そんな中、構築ベンダー候補の中で最もよく練られたプランを提示してきたのがパナソニックISでした。これが決め手となり、同社へお願いすることにしたのです」(谷川氏)。

あらゆるパターンを網羅し、なおかつ処理速度も意識

格納されているデータは全角もあれば半角もあり、入力した人によってバラバラ。さらにシステムの入力項目も"姓"+"名"や"氏名"などシステムによってさまざまで、文字コードも異なっていました。経営管理部門 情報システム部 情報システム三課 専任マネージャーの木村 雅弘氏は要件定義時の苦労を振り返ります。

「イレギュラーも含め、想定されるパターンをすべて洗い出して『これを見つけたらこうする』という場合分けを細かく作っていきました。あらゆるパターンを網羅しなければいけない一方で、処理時間の問題もあったのですが、パナソニックISは性能にこだわって設計してくれました。住所は文字数が多いので回避ロジックを設けましたし、速度が出るようにASTERIA Warpの諸機能を使いこなしてくれて、非常に頼りになりましたね」。

多重処理すら発生しない「想像以上の爆速」

処理速度は1000件で3秒以内という閾値を設定したそうですが、実際には「想像以上の爆速」だったといいます。

「まず1システムのみつないでサービスインした後、徐々に連携システム数を増やし、6,7システムになった段階で速度計測しました。ユーザー数の多いシステムもありますし繁忙期だったのに、全リクエストが0.1秒で返ってきていたんです。多重処理が発生することすらなかった。ASTERIA Warpそのものの性能もさることながら、コーディングに全く無駄がないのだと思います」。

危惧していたクレームは1件たりとも挙がっていないとのこと。「これが求めていた理想でした」(木村氏)。

Salesforceへの大容量データ連携も

今回の共通サービスはクラウドCRM「Salesforce」にも連携されています。他とは連携の仕方が少し異なり、各システムのデータを低減化し、バッチでSalesforceへ送るという方式です。

「大容量データの転送に関してSalesforce側で制約があり、制約に引っかかると転送に非常に時間がかかることが分かったのですが、うまくかわすことで最初4時間半経っても終わらなかったものが30分以内で完了できるようになりました。パナソニックISのSEは積極的に外部サービスの勉強も行ってくれるので嬉しい限りです」(木村氏)。
システム構成図

システム間連携への活用も期待

現在も本プロジェクトは継続中で、2018年3月までにすべての対応を完了させる予定。将来的には、ASTERIA Warpをシステム間連携にも取り入れていきたいといいます。

「今回はASTERIA WarpをAPI的に使いましたが、本来の得意分野であるシステム間インターフェースとしても有効に使っていけるだろうと考えています。その際にはパートナーはパナソニックIS以外考えられないので、是非具体的な提案を期待しています」(谷川氏)。

パナソニックISに相談してみる

当社担当からひとこと

古谷 峰一
本プロジェクトでは、セキュリティ対応に伴うレスポンス悪化によりエンドユーザーにストレスを感じさせることが無いことを重要視されていた中で、「爆速」というお言葉を頂けて、非常に嬉しく思います。
設計段階から、お客様と一緒になってあらゆる対策を考えた結果、このようなご評価を頂けたと感じております。
本プロジェクトを通してご利用頂くことになったASTERIAを更にお客様のビジネスでご活用頂けるように、継続してご提案をさせて頂きたいと思っております。
取材︓2017年7月26日 
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