基幹システムと周辺システムの情報の共有化と業務の効率化が図れる仕組みが欲しい
2005年2月頃、三井住友ファイナンス&リース様では、基幹システムとは別に数百種のNotes・Accessアプリケーションシステムが稼働していました。一年後に控えた次期基幹システム「SCRUM(スクラム)システム」への移行を前に、NotesやAccess等の周辺システムとの連携が検討されましたが、複雑且つ個別対応であったため、結果として多くが実現されないままで課題として残りました。
また、新基幹システムと併行して、営業の書類作成などインサイドセールス業務を東西に新しく設置するバックオフィスへ集約させる計画も進んでいました。これまで営業事務支援業務は各部店内の事務員に依頼していましたが、各事務員のスキルに頼り、暗黙知となっていることが多く、事務員の異動や退職などの引継ぎの関係で、サービスレベルが一定しづらい弊害もありました。バックオフィスへの事務集中化の一環として、ファクスや複合機の活用も検討項目の一つで、複合機メーカーなどに相談すると、非常に高額な提案が返ってきました。そんな投資は難しく、既存のファクスやPCと基幹システムやNotesなどを連携させて、必要な情報を、データで提供できる仕組みはできないか、という課題が浮上しました。
EAIツールを使ってデータを連携し、処理を連携することでこれらを解決できないかと探していたところ、手頃なEAIツールとして、ASTERIA Warpに白羽の矢が立ったのです。