システム運用負担を7割軽減
変換したデータの配信処理も同様に、Excelファイルで制御可能。使い慣れた形式のため、サブシステムを利用する各部署へ難なく浸透しました。
またこのように制御方法を統一したことで、処理後の実行レポートも一定のフォーマットで出力されるため、毎朝のチェックが苦にならないといいます。
陽川氏は「ASTERIA Warpを核とする開発基盤が組合内に確立されたおかげで、どんなシステムの追加・修正も平気。10人体制だったシステム運用を、今では3人で回せています。新任のスタッフもすぐに管理作業を覚えてくれました」と顔をほころばせます。
SKCセンターのデータを最大限活用し、システム運用負担の軽減にも成功したきんさん。2013年現在、ASTERIA Warpの活用範囲はシステム間のデータ連携にとどまらず、各種帳票の電子化へ広がっているそうです。「従来は紙に出力していた帳票を、現時点で約35本、PDF・XLS化しました。要望に合わせたレイアウト変更やコメント追加などが簡単にできるので、配布先の各営業店からも喜ばれています」(平山氏)。
きんさんは2012年2月末に総預金1兆円態勢を確立。さらなる目標として、2021年度には総預金8兆円、2031年度には総預金80兆円の達成を掲げ、“金融革命”をキーワードとした事業成長戦略を展開しています。陽川氏は今後のIT投資について「ITはお客さまへ一歩でも近付くために欠かせないツール。大きな飛躍に向け、さらに活用を進めなければ」と語り、「ASTERIA Warpは今や当組合の中心的なシステムとなりましたが、パナソニックISの提案がなければ出会えませんでした。今後も便利な使い方があれば積極的に提案してほしいですね」と、使いこなしに向けたパナソニックISのサポートについても期待を寄せました。