ディスクイメージ効率化のために言語設定で一工夫
国内でも先駆的なクラウドブートの導入。ネットブートサーバをクラウドに、キャッシュ用のリンクサーバを一橋大学にそれぞれ配置し、両者をSINET5でつなぐという構成を取りました。
またネットブートPCシステムには、ディスクイメージを効率化するためのある工夫を施しました。ログイン前に言語を選択させ、それによってOSのデフォルト言語設定を入れ替えることで、1つのディスクイメージで日本語/英語の両方に対応できるようになっています。
「普通だと日本語と英語でディスクイメージを2つ作ることになりますが、ディスクイメージを切り替えるとキャッシュを入れ替えてしまうので、せっかくの高速起動を十分に活かせない。このしくみなら1つのディスクイメージで済み、サーバリソースも軽量化できます」(松村氏)。
1つのディスクイメージで日本語/英語の両方に対応できるよう工夫したブート画面