三密対策をすぐに実施!秘訣は無線LANとキャッシュ
そして思わぬ効果が見られたのが、新型コロナウイルス感染防止のための三密対策でした。
湘北短期大学では2020年度前期より対面授業を停止し、すべての授業をオンラインに移行していました。その後2020年6月から一部の授業で対面授業を再開しましたが、PC教室を増やし教室収容率を50%に抑え、三密を回避する運用としたのです。これを実現できたのは、全館で整備されていた無線LAN環境と、OSVの持つキャッシュ機能のおかげでした。
「PCが46台の教室の場合はその半数の23台と、PC台数を半分に減らすことにしました。余った残り半分のPCはPCを設置していなかった教室に設置し、臨時のPC教室を作ることでまかなったのです。OSVはディスクイメージをキャッシュとしてPCに貯めておけるので、臨時のPC教室に関してはキャッシュを使い、無線LANで学内ネットワークに接続してPCを利用するという形を取りました。起動時間も問題なく、学習する上でもストレスのないものを迅速に構築できたというところです」(色川氏)。