AI採点とCEFR準拠に魅力を感じた
――今回ご導入いただいたデジタル語学学習システム「SmartClass+」のデモをご覧になった時の印象はいかがでしたか︖
重迫氏 クラウド型であり、従来のオンプレミス型システムとほぼ同等のCALL機能が使えるというのが良かったですね。学生自身の端末で自習ができる点も、将来的にPCを必携化することを考慮すると、BYOD(Bring Your Own Device)と親和性が高く好印象でした。
そして何より、SmartClass+を構成する3製品のうち、英語教材コンテンツのLet's Talk! Englishが非常に魅力的でした。
――ありがとうございます。Let's Talk! Englishで魅力に感じた点を具体的に教えてください。
重迫氏 海外メーカーの教材だからか、CEFR※に準拠していて、リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの4技能を総合的に伸ばせるよう体系的に組み立てられていました。国内メーカーからも沢山の教材が出ていますが、単体の教科書ベースで売られているものが多いイメージです。例えば英検1級コースであるとか、TOEICの800点コースといった形ですね。Let's Talk! Englishはそうではなく、一通りやれば英語力を段階的に伸ばせそうだと感じました。これが英語教育の理想的な形だと思いましたね。
しかも、それが全て1つのパッケージに含まれていますから、費用対効果も高いなと。学生のレベルに合わせて、下の方から順番に進めたり、場合によっては高いレベルからスタートしたりといったことができそうと感じました。
モーシャー氏 また、教材のデータベースに当たるSmartClass HUBも好感触でしたね。AIで発音を自動採点してくれる機能に関心を持ちました。これなら、教員の負担を軽減しながら学生を伸ばしていけそうだと感じました。
重迫氏 正規販売店である朝日無線株式会社とパナソニックISの製品知識や丁寧な対応にも信頼が置けたので、2020年にLet's Talk! EnglishとSmartClass HUBを先行導入し、その後2021年9月に、CALL教室の運用システムにあたるSmartClass LIVEを導入しました。
※ CEFR(Common European Framework of Reference for Languages) : 言語能力を評価する国際指標。欧米を中心に広く使われている。