手放せないリモートワークできる利便性
――コロナ禍という状況ですが、二刀流の効果は発揮されていますか。
小滝氏 授業用と校務用どちらも二刀流が非常に役立っています。例えば、コロナ禍ではクラス全員が教室に集まって授業を受けることが困難です。登校できない生徒とは、授業用の環境でMicrosoft Teamsを利用してつなぎ、リアルタイムで授業を配信しています。
校務用ではテレワークでの利用が増えました。テレワーク自体は以前から可能でしたが、それでも一日あたり最大800アクセス程度。コロナ禍になってからは、一日1,000件を超える日も珍しくありません。子育てや介護など、自宅のことも多いわけですから、遅くまで学校に残って業務をこなすよりも、早く自宅に帰ってリモートワークした方が効率的に時間を使うことができます。コロナ禍になって、教職員も実感しているのではないでしょうか。
授業ではタブレットとして活用(授業用ネットワークにアクセス)
職員室など、授業以外ではノートPCとして活用(校務用/授業用ネットワークにアクセス)
――パナソニックISへの評価をお願いします。
小滝氏 我々の要望に対し、素人では思いつかないような方法をいくつも提案していただきました。思い描いていた以上の環境を得られたのは、まさにパナソニックISの提案力と技術力によるものだと思っています。また、大小を問わず、トラブルが起こった際の素早い対応にも満足しています。特に世界的な半導体不足のなか、さまざまな協力会社と連携してPCの調達に動いていただいた姿勢に敬服しています。
(画像左)パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社 営業 冨田 浩司
(画像右)パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社 SE 田中 暢浩
――今後の展開をお聞かせください。
小滝氏 次回、第四期のリプレースは、より強固なBCPの仕組みづくりとフルクラウド化の試みを考えています。第三期のリプレースでは予算のこともあって、完璧なBCPの仕組みは構築できませんでしたが、第四期に向けた楔は打てたと思っています。ぜひ、第四期もパナソニックISの力を借りて構築できれば幸いです。