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エンタープライズサーチの費用相場はどのくらい?費用が変動する要素についても解説


エンタープライズサーチは、ファイルの保管先や種類を問わず、必要な情報を横断的に検索できるシステムです。


製品によって搭載されている機能やオプションが異なり、価格にも大きな差があります。適切な予算を設定するために、おおまかな費用相場や価格の決定要因を理解しておきましょう


本記事では、エンタープライズサーチの目安となる費用相場を紹介します。費用が変動する要素も解説していますので、ぜひ参考にしてください。


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目次[非表示]

  1. 1.エンタープライズサーチの費用相場
  2. 2.エンタープライズサーチの費用に関わる要素
    1. 2.1.データ件数・文書数
    2. 2.2.サーバーの数
    3. 2.3.必要とする機能性
    4. 2.4.利用人数
    5. 2.5.運用費(保守費用・サーバーコスト)
  3. 3.エンタープライズサーチの費用への理解を深めて導入を考えよう



エンタープライズサーチの費用相場

エンタープライズサーチの費用は、提供されているサービスやベンダーによって大きな差があるため、一概に費用相場を定義するのは困難です


一例として、パナソニック インフォメーションシステムズが提供している「Neuron ES」の費用目安を紹介します。

Neuron ESの費用例

プラン(データ容量)
費用目安

200万文書、2TB

180万円~

1000万文書、10TB

400万円~

5000万文書、50TB

700万円~

1億文書、100TB

1000万円程度

また、エンタープライズサーチは、「サブスクリプション型」と「買い取り型」の2種類の提供形態に分かれます。


導入費用を抑えられるのはサブスクリプション型ですが、利用期間が長くなると、買い切り型のほうが最終的なコストを抑えられる可能性があります。導入目的や要件をもとに適切なタイプを選択しましょう。


エンタープライズサーチの選定基準は費用のみではありません。次のページで8つの比較ポイントを解説していますので、ツール選定時の参考にしてください。


  エンタープライズサーチの導入時に比較したいポイント エンタープライズサーチを比較する際のポイントを8つ紹介します。エンタープライズサーチには数多くの製品があるため、あらかじめ導入目的や選定基準を明確にしておくことが大切です。選定基準をおさえることで、導入後の失敗のリスクを低減できます。 パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社


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エンタープライズサーチの費用に関わる要素

エンタープライズサーチを選ぶ際は、単に費用のみを参考にするのではなく、価格の決定要因を理解することが重要です。エンタープライズサーチの価格は次のような要素をもとに決まるため、それぞれの項目を十分に検討して適切な予算を設定しましょう。


  • データ件数・文書数
  • サーバの数
  • 必要とする機能性
  • 利用人数
  • 運用費(保守費用・サーバコスト)

データ件数・文書数

エンタープライズサーチの費用は、主に利用する文書数・データ容量に応じて変動します。そのため、検索対象とする文書数を確認し、価格の妥当性を検討するとよいでしょう。


文書数が少ない場合は、低価格のプランを選んだほうがランニングコストを抑えられるため、選択可能なプランの数が多いことも重要です。


サーバーの数

一般的にエンタープライズサーチは、検索サーバの数が増えるほど料金が高額になります。データ容量や文書数とは異なり、サーバの場合は物理的に数値をカウントしやすく、費用感を予測しやすいのが特徴です。


ただし、製品によってはクラウドサーバや仮想サーバを用いるケースもあります。このようなサーバは、スペックの上限が細かく設定されていることもあるため、無造作にサーバ数が増えないよう注意が必要です。


将来的にサーバの数が大幅に増えそうな場合は、Neuron ESのようなサーバ無制限プランが用意された製品を選ぶのも一案です。


必要とする機能性

搭載されている機能やオプションの数も、製品価格に影響する要因の一つです。


エンタープライズサーチは、単に機能の数が多ければよいというわけではありません。機能が豊富にあっても、使わない機能が多いとユーザーの利便性が下がり、コストも無駄になってしまいます。


企業によって必要な機能は異なるため、まずは要件定義を行い、必要な機能を絞り込みましょう。APIやSDK(ソフトウェア開発キット)を使って機能を増やせる製品もあるので、拡張性を比較・検討することも大切です。


利用人数

サブスクリプション型のエンタープライズサーチでは、プランによって利用人数(アカウント数)が異なるケースも珍しくありません。


ユーザー単位で料金が設定されていることもあるため、費用感をイメージしやすいのがメリットですが、従業員数が多い大企業には不向きといえます。また、会社を立ち上げたばかりでユーザー数が大きく変動する可能性がある企業の場合も注意が必要です。


すでに利用者数がある程度決まっており、現状での最適化を図りたい企業であれば、ユーザー単位で料金が変わる製品を選ぶのもよいでしょう。


運用費(保守費用・サーバーコスト)

製品によっては、サーバの運用コストが標準価格に含まれている場合があります。運用コストが別途必要な場合でも、ベンダーからのサポートやバグフィックス(不具合の修正)の提供を受けるには、料金が上乗せされるのが一般的です。

サーバを増設した際の運用コストも、事前に試算しておきましょう。


エンタープライズサーチの費用への理解を深めて導入を考えよう

製品によって価格に大きな差があるエンタープライズサーチを選ぶ際は、あらかじめ費用感を想定しておくことが重要です。特にデータ容量や文書数、搭載されている機能によって価格に差が生まれやすいため、最適なデータ量や要件を明確にしておきましょう。


今回紹介したように、Neuron ESは小容量・中容量・大容量に対応した、柔軟な料金体系に特徴があります。組織の規模や今後の事業拡大に応じて、最適なプランを選択できるのがメリットです。


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中嶋祥也
中嶋祥也
パナソニック インフォメーションシステムズに新卒で入社後、民間企業向け営業としてお客様のDX推進・業務効率化・システム連携などを総合的に支援。エンタープライズサーチ「Neuron ES」のエバンジェリストを務める。

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