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エンタープライズサーチの導入効果はどのくらい?導入効果を高めるためにできることとは


エンタープライズサーチとは必要な資料や情報を効率良く収集できる、企業向けの検索エンジンです。キーワードを入力するだけで検索結果に資料の一覧が表示されるため、情報収集業務の効率性が向上します。


業務効率化に直結するツールではありますが、導入の主な成果が「資料を検索する時間の削減」という数値化しづらいものであるため成果の目安や効果検証の方法を、導入前に理解しておくことが大切です。


本記事では、エンタープライズサーチの導入効果や検証方法を解説します。効果検証後にパフォーマンスを高めるための施策も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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  エンタープライズサーチとは?主な機能やメリット・デメリットを解説 エンタープライズサーチとは、社内に存在するあらゆるデータを検索できるシステムのことです。ファイルサーバやクラウドストレージといった保管先を問わず、横断的に資料を検索できます。本記事では、エンタープライズサーチの仕組みや代表的な機能を解説します。 パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社


目次[非表示]

  1. 1.エンタープライズサーチの導入効果
    1. 1.1.実際に導入している企業における効果
    2. 1.2.導入効果の検証例
  2. 2.導入効果を検証するためにはどうしたらいい?
  3. 3.導入効果を高めるためにできること
    1. 3.1.社内ポータルサイトへのリンク設置
    2. 3.2.ツール活用時の管理体制を整える
    3. 3.3.定期的に社内勉強会を行う
  4. 4.導入効果を踏まえてエンタープライズサーチを検討しよう



エンタープライズサーチの導入効果

ここでは、パナソニック インフォメーションシステムズが提供しているエンタープライズサーチ「Neuron ES」を取り上げ、具体的な導入効果を紹介します。


実際に導入している企業における効果

「Neuron ES」は、分野を問わず、さまざまな企業で導入されていますが、なかでも自動車部品メーカーA社の事例が特徴的です。


同社はエンタープライズサーチの導入により、設計書や技術的なレポートなどを効率よく探せるようになり、情報収集の時間短縮に成功しています。業務前の予習や社内情報の共有にも役立っているといいます。

スムーズなナレッジ共有は、エンタープライズサーチの導入効果だといえるでしょう。


また、Googleが実施した調査「Return on Information:Improving your ROI with Google Enterprise Search」によると、キーワード検索や全文検索などの情報収集に要する平均時間は、1週間あたり17.8時間です。業務時間の約3割を情報収集に費やしていることがわかります。


同調査では、エンタープライズサーチの導入によって、1週間で1.2時間の業務時間の短縮が見込まれると試算されており、従業員は空いた時間をコア業務に割り当てられます


導入効果の検証例

Neuron ES 導入効果シミュレータ(※外部サイトに移動します)」では、従業員数や検索回数などの条件を指定すると、概算の導入効果がわかります。

一例として、次の条件で導入効果をシミュレーションしてみましょう。

  • 従業員数:約1,200名
  • 一人1日あたりの平均検索回数:約4回
  • 一回あたりの平均検索時間:約6分
  • Neuron ES導入後の利用率:約20%
  • 平均労働単価:約2,600円


すると、次のような結果が表示されます。


現在の検索業務に割いている時間

・従業員一人あたり:8時間/月
・企業全体:9,600時間/月

Neuron ES導入後の概算成果

・従業員一人あたりの削減時間:1.55時間/月
・企業全体の削減時間:1,866.66時間/月
・企業全体の削減コスト:4,853,316円/月

このようなシミュレーションの結果を踏まえたうえで、エンタープライズサーチの費用対効果をよく検討することが大切です。


エンタープライズサーチの費用相場や価格の決定要因については、こちらのページで詳しく解説しています。


  エンタープライズサーチの費用相場はどのくらい?費用が変動する要素についても解説 製品によって価格に大きな差があるエンタープライズサーチを選ぶ際は、あらかじめ費用感を想定しておくことが重要です。ここでは、エンタープライズサーチの費用相場や価格を左右する要因について解説しています。 パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社


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導入効果を検証するためにはどうしたらいい?

エンタープライズサーチの導入効果は、次のような指標で検証できます。定量的な指標は、システム側で確認できるケースも珍しくありません。


定量的な指標

・月間利用ユーザー数
・月間利用率
・月間検索回数
・1日あたりの平均検索回数
・月間クリック数
・月間クリック率

定性的な指標

実際に利用したユーザーの所感


パナソニック インフォメーションシステムズが提供している「Neuron ES」には、管理者向けレポート機能が搭載されています。ユーザーの行動履歴や検索履歴といった定量的データを表やグラフで可視化できるため、よりスムーズな効果検証につながるでしょう。


また、当社は「Neuron ES」のユーザーに対して、3か月に一度、利用状況を確認する場を設けています。導入後のアンケートも実施しているため、定量的な指標だけでなく、定性的な情報まで正確に取得が可能です。


導入効果を高めるためにできること


エンタープライズサーチの効果検証を実施したあとは、パフォーマンスを高めるために次のような施策を実施しましょう。

  • 社内ポータルサイトへのリンク設置
  • ツール活用時の管理体制を整える
  • 定期的に社内勉強会を行う


社内ポータルサイトへのリンク設置

社内ポータルサイトには、社内規定や社内報、各種マニュアルといった幅広い情報がまとめられています。従業員が目を通す機会が多いため、社内ポータルサイト内にエンタープライズサーチのリンクを設置し、利用を促すとよいでしょう


ツール活用時の管理体制を整える

導入後に「使い方がわからない」などの理由で、結局ツールが使われなくなってしまうことは、よくあります。


社内のメンバーが操作方法や機能の使い方に関して迷った際に、いつでも相談できるよう、運用チームの体制を整えておきましょう。エンタープライズサーチの使い方を熟知した担当者が複数人いれば、ほかのメンバーが安心してツールを利用できます


また、マニュアルやFAQを作成し、随時更新する方法もおすすめです。実際にツールを使用するメンバーの疑問や不安を払拭し、エンタープライズサーチのスムーズな定着を図りましょう。


定期的に社内勉強会を行う

エンタープライズサーチに対するユーザーの理解を深めるために、社内勉強会を活用するのも方法の一つです。


ツールの具体的な操作方法を学ぶ勉強会や、他社の活用事例を紹介するセミナーなどを定期的に開催することで、理解の促進につながります。また、勉強会に参加できなかったメンバーに対してもツールの存在をアピールできます


導入効果を踏まえてエンタープライズサーチを検討しよう

エンタープライズサーチを活用する際は、導入前に具体的なパフォーマンスを想定しておくことが大切です。今回のようにシミュレーションができる場合、結果をもとに数値目標を設定し、運用開始後に実際のデータと比較することで、効果検証が可能になります。


パナソニック インフォメーションシステムズが提供している「Neuron ES」は、データ収集の機能が充実しているのが大きな特徴です。管理者向けレポートでユーザーの行動履歴や検索データを可視化できるほか、導入後のアンケートにも対応しています。


また、当社ではオンラインセミナーも開催しております。ツールの使い方を具体的にイメージできれば、組織体制の整備やマニュアル作成など、導入効果を高めるための施策を考案しやすくなります。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
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  エンタープライズサーチの導入時に比較したいポイント 本記事では、エンタープライズサーチを比較する際のポイントを8つ紹介します。検索できるデータの種類や検索スピードなど、選定基準をおさえることで、導入後の失敗のリスクを低減できます。 パナソニックインフォメーションシステムズ株式会社



中嶋祥也
中嶋祥也
パナソニック インフォメーションシステムズに新卒で入社後、民間企業向け営業としてお客様のDX推進・業務効率化・システム連携などを総合的に支援。エンタープライズサーチ「Neuron ES」のエバンジェリストを務める。

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