――導入パートナーとしてパナソニックISを選んだ理由を教えてください。
佐藤氏︓人事システムで導入したASTERIA WarpのサポートをパナソニックISさんに担当していただいたことがきっかけです。その当時、ほぼ開発が内製化できる状態まで我々を支援いただいたことが印象的で、今回のプロジェクトでもお願いしたいと考えました。
また、もう一つの理由はASTERIA Warpの20年以上の導入実績です。それだけの実績があれば当然ノウハウも豊富ですし、大きな安心材料でした。提案書では、技術や開発体制、作業分担などについて、こちらが気になる情報が漏れなく記載され、安心してお任せできました。
データ連携におけるベンダー間の調整に、パナソニックISが率先して対応
――導入時の苦労について教えてください。
松本氏︓マルチベンダーによるシステム構築では、データ連携が生命線になると考えています。実際、私が最も苦労したのはその点でした。異なるパッケージシステムを提供している企業が、データ連携に積極的に動いてくれるのは難しいのが実情です。こうした中、パナソニックISさんはベンダー各社と積極的にコミュニケーションを取ることでインターフェースの設計を円滑に進める役割を果たし、データ連携の実現に大きく貢献してくれました。私自身、とても苦労したエピソードとして印象に残っているだけに、パナソニックISさんが果してくれた役割の大きさに感謝しています。
――パナソニックISのサポートに関し、そのほか印象に残ったことはありますか?
江島氏︓実は今回のプロジェクトがスタートする前に、ASTERIA WarpをPCにインストールして触ってみたことがありました。実際に触ってみて強く感じたことは、やはりノーコードでシステムが開発できる利点です。
また、今回のパナソニックISさんに構築してもらったシステム構成を見ると、自分達で開発したシステムとのクオリティの違いを実感し、より運用しやすい構成になっていました。例えば、システムに編集が必要となった際、 1ヶ所修正すれば全体に自動反映する仕組みが組み込まれているなど、将来的な運用面を見据えた構築になっており、踏んできた場数が明らかに違うと感じます。今後内製化を進めていく上では、そうしたノウハウの吸収も目標の1つであると考えています。
日本貨物鉄道株式会社 経営統括本部 情報システム部 システム保全第二グループ サブリーダー 江島 好輝 氏