プログラムの知識がなくても自動化を実現できそうだった点に期待感
――ロボオペレータ導入の経緯を教えてください
今や医療現場全体の課題にもなっている「人手不足」を解消したかったというのが、導入のきっかけです。中でも、データの入出力などルーティン業務の多い事務仕事は、機械化やシステム化をすることで、人の手を借りずに解決できないかという思いがありました。
しかし私たち医療情報部の中には、プログラムなどに詳しい人間がいないため、イチからシステム開発を行うことは難しい。そこで考えたのが「RPAによる自動化」だったのです。まずは「医療系」で実績のあるRPAをネットなどで検索して、複数のRPAをピックアップ、情報を精査しました。また実際にパナソニックISさんからは、リモート会議を通してロボオペレータの操作を教えてもらいながら商品説明を受けました。その結果、プログラムが組めない自分たちでも直感的な操作で自動化を実現させられそうだという期待感が持てたこと、また価格面も競合より安価で、医療情報部の予算内で導入できそうだったことから、ロボオペレータの採用に至りました。
地方独立行政法人市立吹田市民病院 医療情報部 主幹