データの爆発的増加により、ファイルサーバのストレージ容量が逼迫
――そうした中で、Wasabiを導入した背景にはどのようなものがあったのでしょうか。
坂口氏 データの数やサイズが爆発的に増加していました。たとえば「デジロー」は、11~12インチのパネルでメニューさえ配布すればいいのであれば、データサイズは50MB程度ですが、ゲームまで含んだすべてのコンテンツとなると、4GB近いファイルになります。これは一例で、さまざまな業務でデータの数やサイズが増えているため、ファイルサーバのストレージ容量管理にひと工夫必要でした。
当社はWindowsファイルサーバをAWS(Amazon Web Services)上で運用しており、ファイルが増えればストレージ容量を追加する必要があります。現場からは「容量が足りなくなりそうだから追加してほしい」という要望がよく寄せられました。
しかし、すべての要望を受け入れて際限なくストレージ容量を追加するわけにはいかないので、「古いファイルや不要なファイルは削除してください」「別のクラウドストレージへアップロードして、共有フォルダからは削除してください」と、ひとまず現場での整理をお願いするようにしていました。
――皆さんそれで納得されるのでしょうか。
坂口氏 難しかったですね。「要るか要らないかはただちに判断できないから、とりあえず残しておきたい」という意見が優勢でした。しかたがないので、「(容量追加は)コストがかかるんですよ」と一言申し添えつつ、容量追加するという状況でした。年間20~30%の割合で増えていたと思います。
もう一つ、ファイルサーバで悩ましかった問題は、ストレージ容量管理です。放置すると満杯になる恐れがあったため、二週間に一度、一時間ぐらいかけて、担当者がストレージの中身を見て、明らかに不要なファイルは削除するという作業が発生していました。データレイクのデータ分析基盤でごくまれにこの作業を行わなかったりすると新しいファイルが置けず、分析業務が遅くなるということもありました。
株式会社FOOD & LIFE COMPANIES 情報システム部 部長 坂口 豊 氏