“ファイルサーバ容量が足りない”の声に終止符。
Wasabi Cloud NASの導入で管理負荷を解消し、
Snowflakeとの連携で現場と本社の分析を加速

食を通じて人々の生活に喜びと新しい価値を届けるグローバルフードサービス企業 株式会社FOOD & LIFE COMPANIESでは、デジタル化を進めるがゆえに“データ爆発”が発生していました。その抑制策としてWasabiに着目。スモールスタートが可能だったことからスピード導入を決断し、その結果、ストレージ容量の現状維持と容量管理解消が実現しました。データレイク領域へも展開を拡大、利便性を享受しながらデータ分析業務を推進しています。
導入のポイント
パナソニックISだから実現した月額1万円以内のクラウドストレージ。敷居の低い価格体系がスピード導入を後押し
完全定額制だからコスト計算がシンプルで予測可能。コストのわかりやすさも決め手の一つ
人によるストレージ容量管理が不要に。ファイルを置くだけで自動転送される利便性
課題
  • 全社規模でデジタル化を推進。データが爆発的に増加

  • 現場からの要請に応じる形でストレージ容量を随時追加

  • 放置するとストレージが満杯になるため、人による容量管理が必須

解決
  • ファイルがWasabiに自動転送されるため、ストレージの容量追加は不要

  • 人によるストレージ容量管理も不要に。ルーチン作業から解放

  • WasabiとSnowflakeの連携によるデータ活用・データ分析

店舗数ますます拡大の「スシロー」デジタル化推進も意欲的

――現在、「スシロー」業態店は国内659店、海外227店、コロナ禍を乗り越えて店舗数を着実に拡大されていますね(2025年9月時点)。また、2025年に開催された大阪・関西万博では、「スシロー未来型万博店」を出店されました。

坂口氏 万博店では、デジタル上でおすしの回転レーンを体験できる「デジロー(デジタル スシロービジョン)」も全席に設置しました。万博限定で提供した「UNI CATCH GAME(ウニキャッチゲーム)」は水産資源の課題や持続可能な取り組みについて楽しく学べるコンテンツで、未来にまでつづく楽しい食卓体験のために、「デジロー」を活用しました。
デジロー(デジタル スシロービジョン)

データの爆発的増加により、ファイルサーバのストレージ容量が逼迫

――そうした中で、Wasabiを導入した背景にはどのようなものがあったのでしょうか。

坂口氏 データの数やサイズが爆発的に増加していました。たとえば「デジロー」は、11~12インチのパネルでメニューさえ配布すればいいのであれば、データサイズは50MB程度ですが、ゲームまで含んだすべてのコンテンツとなると、4GB近いファイルになります。これは一例で、さまざまな業務でデータの数やサイズが増えているため、ファイルサーバのストレージ容量管理にひと工夫必要でした。

当社はWindowsファイルサーバをAWS(Amazon Web Services)上で運用しており、ファイルが増えればストレージ容量を追加する必要があります。現場からは「容量が足りなくなりそうだから追加してほしい」という要望がよく寄せられました。

しかし、すべての要望を受け入れて際限なくストレージ容量を追加するわけにはいかないので、「古いファイルや不要なファイルは削除してください」「別のクラウドストレージへアップロードして、共有フォルダからは削除してください」と、ひとまず現場での整理をお願いするようにしていました。

――皆さんそれで納得されるのでしょうか。

坂口氏 難しかったですね。「要るか要らないかはただちに判断できないから、とりあえず残しておきたい」という意見が優勢でした。しかたがないので、「(容量追加は)コストがかかるんですよ」と一言申し添えつつ、容量追加するという状況でした。年間20~30%の割合で増えていたと思います。

もう一つ、ファイルサーバで悩ましかった問題は、ストレージ容量管理です。放置すると満杯になる恐れがあったため、二週間に一度、一時間ぐらいかけて、担当者がストレージの中身を見て、明らかに不要なファイルは削除するという作業が発生していました。データレイクのデータ分析基盤でごくまれにこの作業を行わなかったりすると新しいファイルが置けず、分析業務が遅くなるということもありました。
株式会社FOOD & LIFE COMPANIES 情報システム部 部長 坂口 豊 氏

容量管理が要らなくなり、安価に導入できるWasabi Cloud NASをスピード採用

――当社からのご紹介でWasabiと出会っていただきました。

坂口氏 WasabiのことはパナソニックISの紹介で知りました。Windowsサーバをクラウドストレージに拡張させるソフトウェア「Wasabi Cloud NAS」は初めて聞く製品でしたが、仕組みを理解してすぐに導入を検討し始めました。それでも、最初はWasabiのために専用のフォルダをこちらで用意する必要があるのかと思っていました。そうしたら、ファイルは従来通りのやり方で置きさえすれば、Wasabiがアクセス頻度の低いデータをクラウドに自動転送してくれるというので、これは利便性が高いと思いました。情報システム部門側でのコントロールが要らなくなります。ファイルが必要になったときには、まるでファイルサーバにあったかのようなイメージで手元にダウンロードできます。メーカー直販の場合25TBからの契約が必要ですが、パナソニックISを通じてなら5TBから導入可能というので、月額1万円以内とコストパフォーマンスも高いし、とにかく試してみようと思いました。

さらに、Wasabiはコストのわかりやすさもよかったです。転送料やAPIリクエスト、ユーザー数による追加課金が要らない完全定額制であるため、コストの予測が立てやすいというのも決め手の一つになりました。

――2024年10月の初訪問から2カ月での契約。非常にスピーディーな導入でした。他のベンダーとは比較されたのでしょうか。

坂口氏 パナソニックISとも初めての取引でしたが、安価だし、想像したような効果が得られないならすぐに止めればよいと思ったので、比較の必要は感じませんでした。

ファイルサーバで効果を実感し、データレイク領域にも追加展開

――まずファイルサーバで導入されました。

坂口氏 共有フォルダにWasabiとの共有設定を入れて、使用頻度が低いファイルを自動でクラウドバックアップし、ファイルサーバから削除するようにしました。ユーザーがダウンロードするときは、若干ネットワークによる遅延が発生しますが、気になるほどではありませんでした。

ストレージ容量の増大を抑制できる効果を感じたため、続いてデータレイク、データ分析基盤にWasabiを適用することにしました。当社では、注文データ、売上データ、勤怠データ、財務データなどをデータ分析基盤に集め、各種BIツールでさまざまな角度から分析を行うデータ分析に力を入れています。ここではWasabiとSnowflakeを連携させ、本社や店舗の分析担当者がSnowflakeを通じてデータにアクセスできるようにしています。

データ展開のパターンはデータの種類によってさまざまですが、たとえば、注文データは15分に一回Wasabiに転送し、そこへSnowflakeがアクセスするようにしています。このデータはとにかく鮮度が重要で、WasabiからSnowflakeへ転送する時間も惜しいからです。店舗ではこのデータを見て、「夜の仕込みをどうしようか」などと迅速に次のアクションを判断します。一方、売上データは収集がそもそも日次であるため、いったんWasabiに取り込んでから、再度Snowflakeへ転送して利用するパターンになっています。

WasabiとSnowflakeの連携では、少しうまくいかないところもあってパナソニックISに問い合わせをする場面もありますが、そのつど真摯に対応してもらっています。
システム構成図

ストレージコストの抑制と人による容量管理解消が二大効果

――Wasabiの評価をお願いします。

坂口氏 大きく2つの効果があったと考えています。ファイルサーバ、データ分析基盤ともに、Wasabi Cloud NASを導入したことで、ストレージ容量の追加について対処しなくてよくなりました。もうストレージ容量を増やさなくていい、コストが現状のまま維持できるというのは大きなメリットです。

また、人によるストレージ容量管理作業も不要になりました。担当者にとっては大事ではあるけれども面倒な仕事という側面がありましたが、それから完全に解放されて、より本質的な仕事に力を振り向けられるようになったことはよかったと思います。

――パナソニックISに対して何かご要望はありますか。

坂口氏 データレイクはビッグデータになってこそより価値を発揮しますから、今後Wasabiの容量はどんどん増えていきます。現在10TBですが、そろそろいっぱいになりつつあります。このさき容量が増えていくので、ボリュームディスカウントを提供してもらえたらうれしいです(笑)。

――Wasabiを採用された先駆者として、これからクラウドストレージを検討される企業にアドバイスをお願いします。

坂口氏 最小単位で契約すれば、それほど高い金額にはならないので、「とにかく一度使ってみよう」という風に気軽に考え、早く始めるのが一番だと思います。

パナソニックISに相談してみる

当社担当からひとこと

周防 優馬
この度、FOOD & LIFE COMPANIES様には、Snowflakeとの連携によってデータ分析基盤としてもWasabiをご活用いただけることになり、お客様の経営判断を支える一部として、当社が貢献できることを誇りに思います。最小単位のご契約から、運用面でのメリットを感じて容量追加頂いた実例もございますので、まずは一度お気軽にご相談いただければと思います。
取材︓2025年9月17日 
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