廣澤氏は「当然ながらバックアップは取っていましたが、災害でシステムが使えなくなったりデータが消えたりする可能性はあります。お客さまにも大きなご迷惑をおかけする、そのことは避けなければならないと考えました」と導入を決めた背景を話します。従来のオンプレミス型のシステムでは、オフィス内にサーバを置く必要がありますが、限られた空間では専用のスペースを設けることは難しく、光電業社でも「業務フロアの一角に置く形でした」(山道氏)とのこと。クラウド版のサーバは、耐震・防火などの災害対策が施されたデータセンターで管理されており、災害によるデータ消失のリスクを極小化できます。また、通信回線さえあればどこからでも業務が再開できる業務継続性が評価されたのです。