また、「省エネで得られた削減効果を設備更新という目に見える形で還元し、スタッフや利用者の方に省エネ活動を身近に感じてもらうことも取り組みました」(松下氏)と言います。このように客観的なデータの分析、スタッフの自主的・創造的な 活動が継続された結果、大きな設備更新がなかったにも関わらず前年比で22.5%※もの節電を達成し、その効果を2年にわたって継続できています。光山氏は、 「思った以上の結果がでています。これだけムダがあったのかと驚きました」と言います。松下氏は、「効果を維持することの難しさはあります。引き続き見直しサイクルを回し、仕組みとして継続させていきたい」と、今後も引き続き省エネ活動に取り組む決意を示されました。
※介護老人保健施設「つるまち」における2011年9月の前年同月比データによる
省エネ効果による削減金額で改修された各フロアの洗面台・足洗い場