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Salesforceとは?機能やメリットを初心者向けに解説

目次[非表示]

  1. 1.Salesforce(セールスフォース)とは
  2. 2.Salesforceの主なサービス
    1. 2.1.Sales Cloud:営業支援プラットフォーム
    2. 2.2.Service Cloud:カスタマーサービスプラットフォーム
    3. 2.3.Account Engagement (旧Pardot):BtoB向けマーケティングオートメーション
    4. 2.4.Marketing Cloud:デジタルマーケティングプラットフォーム
    5. 2.5.Tableau(タブロー):データに基づいた意思決定を加速する分析プラットフォーム
    6. 2.6.Einstein GPT:CRMのための信頼できる生成AI
  3. 3.業界・課題別のSalesforce活用による課題解決事例
  4. 4.Salesforce導入によって得られる主要メリット
    1. 4.1.顧客情報の一元管理と組織ナレッジの共有
    2. 4.2.営業・マーケティング業務の劇的な効率化
    3. 4.3. ビジネスの変化に追随する柔軟性と拡張性
    4. 4.4.多層的な防御による高度なセキュリティ
    5. 4.5.データドリブンな意思決定を支援する充実のサポート
    6. 4.6.クラウド基盤による場所を選ばない業務遂行
  5. 5.Salesforce導入で解決できる営業担当者の課題
    1. 5.1.営業担当者の課題と解決策
  6. 6.Salesforce導入を成功させるための注意点とパートナー選定の重要性
    1. 6.1.導入目的を明確にする
    2. 6.2.入力項目を増やしすぎない(現状の業務の見直し)
    3. 6.3.すぐに成果が見えにくい
    4. 6.4.基幹システムとの連携が必要になる
  7. 7.Salesforce導入・活用で『業務変革』を実現するならパナソニックISへ

営業活動のパフォーマンス向上や顧客との関係性強化のため、Salesforce(セールスフォース)の導入を検討している企業も多いのではないでしょうか。

Salesforceは、顧客とのあらゆる接点を管理し、ビジネス成長を加速させるためのクラウドプラットフォームです。営業案件や顧客情報、問い合わせ履歴といった顧客データを一元的に集約するだけでなく、SFA/CRM、マーケティング、カスタマーサポートなど多岐にわたるアプリケーション(サービス)を提供します。

これらのデータを活用することで、非効率な業務プロセスを改善し、営業担当者の生産性を最大化適切な意思決定や戦略策定を支援し、顧客対応の質を飛躍的に向上させます。

本記事では、Salesforceの基本をわかりやすく解説するとともに、具体的な活用事例を通じて、ビジネスがどう変わるのかをイメージできるようにご案内します。 主要なサービスごとの機能から、最新のAI機能、導入を成功させるための注意点まで網羅していますので、ぜひ最後までご覧ください。

Salesforce(セールスフォース)とは

「顧客情報がバラバラで、営業活動に活かしきれない」「属人化した業務プロセスを改善し、チーム全体の成果を上げたい」——。このような課題をお持ちではありませんか? 

世界No.1のCRM/SFAであるSalesforceは、単なる顧客管理ツールではありません。顧客情報を一元化し、営業からマーケティング、カスタマーサポートに至るまで、あらゆる業務プロセスを最適化。顧客とのコミュニケーションを深化させ、データに基づいた意思決定を可能にするプラットフォームです。 

本記事では、Salesforceの基本から具体的な機能導入メリット成功のポイントまで、導入検討者が知りたい情報を網羅的に解説します。

Salesforceの主なサービス

Salesforceは多岐にわたるサービス群で構成されており、企業の目的や課題に応じて最適なソリューションを選択することが可能です。本稿では、Salesforceが提供する主要なサービスについて、それぞれの機能、特長、そして導入によって期待される効果を具体的に解説します。

貴社の課題から探す推奨サービス

まず、一般的なビジネス課題とそれに対応する推奨サービスを一覧で示します。

貴社の課題

推奨サービス

営業プロセスの標準化と効率化、売上予測精度の向上

Sales Cloud

(営業支援プラットフォーム)

問い合わせ対応品質の向上とオペレーションの効率化

Service Cloud (カスタマーサービスプラットフォーム)

BtoBにおける見込み客の育成と質の高い商談の創出

Account Engagement (旧Pardot)

(マーケティングオートメーション)

BtoCにおける顧客一人ひとりへのパーソナライズされたアプローチ

Marketing Cloud(デジタルマーケティングプラットフォーム)

以下に、各サービスの詳細を解説します。

Sales Cloud:営業支援プラットフォーム

営業活動のプロセス全体を管理・自動化し、組織的な営業力強化を支援するSFA(営業支援システム)の中核サービスです。散在しがちな顧客情報、商談進捗、活動履歴などを一元的に集約し、データに基づいた戦略的な営業活動を実現します。

主な機能

  • 顧客・案件管理: 企業情報、担当者、過去の対応履歴、進行中の商談状況などを統合管理。
  • 売上予測: 蓄積されたデータとAIを活用し、精度の高い売上予測を自動で算出。経営判断を支援します。
  • レポート・ダッシュボード: 営業成績や活動量をリアルタイムで可視化。報告書作成の工数を大幅に削減します。
  • 活動管理: メール、電話、訪問などの活動記録を顧客・案件情報に紐づけて管理し、情報の属人化を防止します。

このような課題を持つ企業に推奨

  • スプレッドシート等による顧客管理に限界を感じ、情報共有に課題がある企業。
  • 営業担当者によって報告形式や情報粒度が異なり、正確な全体状況の把握が困難な企業。
  • 個人のスキルに依存した営業スタイルから脱却し、組織全体の営業力を標準化・底上げしたい企業。

期待される導入効果

営業担当者は報告等の付帯業務から解放され、顧客への価値提供というコア業務への集中が可能となります。また、勘や経験に依存した営業活動がデータドリブンなアプローチへと変革され、成約率の向上が期待できます。

Sales Cloudとは?主な機能と導入するメリットをご紹介 >>

Service Cloud:カスタマーサービスプラットフォーム

電話、メール、Webフォーム、SNSなど、多様化するチャネルからの問い合わせを一元管理し、一貫性のある質の高い顧客対応を実現するプラットフォームです。速かつ的確なサポートを提供することで、顧客満足度とロイヤルティの向上に貢献します。

主な機能

  • ケース管理(問い合わせ管理): 全ての問い合わせをインシデント(ケース)として管理し、対応状況や履歴を可視化。対応漏れや重複対応を防止します。
  • ナレッジベース構築: FAQやマニュアルなどの知識ベースを構築・共有し、オペレーターの自己解決促進と対応品質の標準化を図ります。
  • AIチャットボット: 定型的な質問に24時間365日自動で応答し、顧客の自己解決を促すと同時に、オペレーターの負荷を軽減します。

このような課題を持つ企業に推奨

  • 問い合わせ件数の増加に伴い、対応遅延や品質のばらつきが問題となっている企業。
  • 担当者不在時には対応できないといった、業務の属人化を解消したい企業。
  • サポート部門の業務効率を改善し、顧客満足度を重要な経営指標として向上させたい企業。

期待される導入効果

顧客は迅速かつ的確なサポートを受けられるようになり、顧客満足度の向上が期待できます。サポート部門は単純な問い合わせ対応から解放され、より付加価値の高いプロアクティブな顧客支援活動にリソースを割くことが可能になります。

Account Engagement (旧Pardot):BtoB向けマーケティングオートメーション

見込み客(リード)の獲得から育成、選別までを自動化し、営業部門へ質の高い商談機会を供給することに特化したBtoB向けのMA(マーケティングオートメーション)ツールです。

主な機能

リードナーチャリング: Webサイト上の行動履歴や関心度に応じて、パーソナライズされたメールコンテンツなどを段階的に自動配信し、見込み客との関係を構築します。

  • スコアリング: メールの開封、リンクのクリック、Webページの閲覧といった行動を点数化し、見込み客の確度を客観的に評価・可視化します。
  • Sales Cloudとの連携: スコアが設定した閾値に達した確度の高いリードを、自動的にSales Cloud上の営業担当者へ通知し、タイムリーなアプローチを促します。

このような課題を持つ企業に推奨

  • 展示会やWebサイトで獲得した名刺情報やリードを有効活用できていない企業。
  • 営業担当者が確度の低いリードへのアプローチに時間を費やしており、非効率が生じている企業。
  • マーケティング部門と営業部門間の連携を強化し、商談化率の向上を目指す企業。

期待される導入効果

営業担当者は確度の高いリードへ優先的にアプローチすることが可能となり、営業効率が大幅に向上します。また、マーケティング活動の投資対効果(ROI)が可視化され、データに基づいた施策の改善サイクルを構築できます。

Marketing Cloud:デジタルマーケティングプラットフォーム

BtoCビジネスで広く活用される一方、BtoBにおいても既存顧客とのエンゲージメント強化やパートナー向けコミュニケーションなど、多様な目的で利用されるデジタルマーケティングプラットフォームです。顧客一人ひとりの属性や行動履歴に基づいたパーソナライズコミュニケーションを、メール、LINE、SNS、アプリ通知といった多様なチャネルで実現し、顧客との関係性を深化させ、LTV(顧客生涯価値)の最大化を支援します。

Account Engagementが主に見込み客の育成に重点を置くのに対し、Marketing Cloudはより広範なチャネルを駆使し、既存顧客との継続的な関係構築やアップセル・クロスセル促進に強みを持つ点が特徴です。

主な機能

  • カスタマージャーニーの自動化: 顧客の行動(例:商品購入、資料ダウンロード、カート放棄)をトリガーに、予め設計したシナリオに基づき、メールやLINEなどのメッセージを自動送信します。
  • 高度なセグメンテーションとパーソナライゼーション: 顧客データに基づき詳細なセグメントを作成し、個々の顧客に最適化されたコンテンツを配信します。
  • マルチチャネルコミュニケーション: メール、SMS、プッシュ通知、LINE、ソーシャルメディア広告など、複数のチャネルを横断したコミュニケーション戦略を実行します。
  • 広告連携: 顧客データを活用し、各種広告プラットフォームと連携したリターゲティング広告や類似オーディエンスへの広告配信を最適化します。

このような課題を持つ企業に推奨

  • 【BtoC】 ECサイトや小売業など、多数の顧客を対象にリピート購入やクロスセルを促進したい企業。
  • 【BtoC】 一斉配信型のメールマーケティングから脱却し、エンゲージメント率の向上を図りたい企業。
  • 【BtoB】 既存顧客に対するアップセル・クロスセルの機会を創出したい企業。
  • 【BtoB】 製品導入後のオンボーディングプロセスや、活用支援コンテンツの提供を自動化したい企業(特にSaaSビジネス)。
  • 手動で行っているクーポン配信やリマインド施策などを自動化し、工数を削減したい企業。

期待される導入効果

顧客は、自身の興味関心や利用状況に合致した情報を受け取ることができ、企業やブランドに対するエンゲージメントが向上します。マーケティング担当者は煩雑な手作業から解放され、より戦略的な施策の立案と分析に注力できるようになり、結果としてBtoCにおけるリピート率や、BtoBにおけるアップセル・クロスセル率の向上、ひいてはLTVの向上が期待できます。

Tableau(タブロー):データに基づいた意思決定を加速する分析プラットフォーム

Salesforce内外に存在する膨大なデータを統合し、直感的な操作で可視化・分析するためのBI(ビジネスインテリジェンス)プラットフォームです。プログラミングなどの専門知識を必要とせず、誰もがデータを探索し、インサイト(洞察)を得られる環境を提供します。これにより、組織全体のデータリテラシーを向上させ、迅速かつ的確な意思決定を支援します。

主な機能

  • 多様なデータソースへの接続: Salesforceはもちろん、各種データベース、クラウドストレージ、スプレッドシートなど、社内外に散在する様々なデータに直接接続し、統合分析を可能にします。
  • インタラクティブなダッシュボード構築: ドラッグ&ドロップの簡単な操作で、チャートやマップなどを組み合わせた動的なダッシュボードを作成。ドリルダウンやフィルタリングにより、多角的なデータ分析を実現します。
  • AIによるデータ分析支援(Ask Data/Explain Data): 自然言語(例:「地域別の売上を表示」)で問いかけるだけでAIが自動でグラフを生成したり、データ変動の要因を分析・説明したりする機能を備えます。
  • 共有とコラボレーション: 作成したダッシュボードをサーバー上で安全に共有し、組織内の誰もが最新のデータにアクセスできる環境を構築。コメント機能などを通じてデータに関する議論を促進します。

このような課題を持つ企業に推奨

  • Excelでのデータ集計やレポート作成に膨大な時間と工数を費やしている企業。
  • Salesforceや基幹システムにデータは蓄積されているものの、十分に活用できていないと感じる企業。
  • 経営層から現場まで、全ての階層でタイムリーなデータに基づいた意思決定を行いたい企業。
  • 部署ごとに異なる指標でレポートが作成され、全社横断的な議論が困難になっている企業(データのサイロ化)。

期待される導入効果

従来、レポート作成に費やしていた時間が大幅に削減され、分析担当者はより付加価値の高い「洞察の発見」に注力できます。意思決定者は、リアルタイムの正確なデータに基づき、迅速かつ精度の高い判断を下すことが可能になります。また、組織全体でデータを共通言語として活用する文化が醸成され、データドリブン経営への変革が加速します。

Einstein GPT:CRMのための信頼できる生成AI

Salesforceのあらゆるクラウド製品に組み込まれ、日々の業務を革新する生成AIです。OpenAI社の先進技術とSalesforce独自のAIモデルを融合させ、Salesforce内に蓄積された顧客データ(CRMデータ)と安全に連携できる点が最大の特徴です。これにより、単なる文章生成に留まらない、文脈に応じた精度の高いアウトプットを実現し、従業員の生産性を飛躍的に向上させます。

主な機能

  • 営業活動の効率化(Sales Cloud): 顧客情報や過去のやり取りを基に、パーソナライズされた営業メールを数秒で作成。オンライン会議の音声を自動で要約し、議事録作成の手間を削減します。
  • カスタマーサービスの高度化(Service Cloud): 顧客からの問い合わせ内容を分析し、最適な返信文案を自動生成。対応履歴からナレッジ記事のドラフトを作成し、ナレッジベースの拡充を支援します。
  • マーケティングコンテンツの作成(Marketing Cloud): ターゲットセグメントに合わせて、エンゲージメントを高めるメールの件名や本文、LP(ランディングページ)のキャッチコピーなどを自動で生成します。
  • Slackでの生産性向上: 長文のスレッドを瞬時に要約してキャッチアップを助けたり、議論の流れに沿った返信案を作成したりすることで、コラボレーションを加速させます。
  • 開発の迅速化(Platform): 自然言語(日本語や英語など)で指示するだけで、Salesforceの独自言語であるApexコードを自動生成し、開発者の負担を軽減します。

このような課題を持つ企業に推奨

  • 営業やサポート担当者のメール作成や議事録作成といった定型業務を削減し、本来注力すべき顧客対応の時間を創出したい企業。
  • 一人ひとりの顧客に合わせたコミュニケーションを実現したいが、コンテンツ作成のマンパワーが不足している企業。
  • 担当者間のスキルや経験の差を埋め、組織全体の業務品質を標準化・向上させたい企業。
  • 生成AIの導入を検討しているが、自社の機密情報や顧客データのセキュリティに不安を感じている企業。

期待される導入効果

従業員は、時間がかかっていた反復作業から解放され、顧客との関係構築や戦略立案といった、より創造的で付加価値の高い業務に集中できます。AIが生成する高品質でパーソナライズされたコンテンツは、顧客エンゲージメントを向上させます。また、経験の浅い担当者でもベテランのようなアウトプットを迅速に作成できるようになり、人材の早期戦力化と組織全体の生産性向上が期待できます。

業界・課題別のSalesforce活用による課題解決事例

Salesforceの導入効果を具体的にご理解いただくため、実際のビジネスシーンにおける課題解決事例を業界別にご紹介します。各事例は、Salesforceがどのように活用され、いかなる経営成果に結びついたかを示しています。

【活用事例1:製造業】 営業ノウハウの形式知化と組織的営業力の強化

課題: 特定の営業担当者に依存した属人的な営業スタイルにより、担当者の退職や異動が、長年かけて蓄積された顧客情報や商談ノウハウの喪失に直結するリスクを抱えていました。

解決策: Sales Cloudを導入し、商談の進捗状況、顧客との折衝履歴、提案資料といった情報を一元的に記録・管理。これにより、組織内での成功事例(ベストプラクティス)の共有と分析が促進され、営業部門全体の業務レベルが標準化されました。経験の浅い担当者でも、データに基づいた質の高い提案活動を展開することが可能となりました。

【活用事例2:小売業】 顧客接点の統合による、パーソナライズされた顧客体験(CX)の提供

課題: 実店舗、ECサイト、コールセンター、SNSといった顧客接点(チャネル)ごとに顧客データがサイロ化しており、顧客一人ひとりに対して一貫性のあるコミュニケーション戦略を実行できていませんでした。

解決策: Marketing CloudとService Cloudを連携させることで、分断されていた顧客データを統合。顧客の購買履歴、Web行動履歴、問い合わせ履歴などを基に、個々の顧客に最適化されたマーケティング施策を展開しました。結果として、顧客エンゲージメントと顧客満足度(CS)の向上を実現しました。

【活用事例3:ITサービス業】 リアルタイムな案件進捗の可視化と売上予測精度の向上

課題: 表計算ソフトによる手動での案件管理が限界に達し、情報の即時性・正確性が欠如。結果として、精度の高い売上予測の策定が困難となり、迅速な経営判断の阻害要因となっていました。

解決策: Salesforce Platform上に独自の案件管理システムを構築し、営業パイプラインをリアルタイムで可視化。フェーズごとの案件数や確度、金額がダッシュボードに自動集計される仕組みを確立しました。これにより、経営層は常に最新かつ正確なデータに基づいた事業予測と戦略的意思決定が可能となりました。

Salesforce導入によって得られる主要メリット

Salesforceは、単なるツール群ではありません。各サービスが有機的に連携することで、企業のあらゆる顧客接点を強化し、ビジネス成長を加速させる統合プラットフォームです。ここでは、主要サービスがもたらす具体的なメリットを解説します。

顧客情報の一元管理と組織ナレッジの共有

  • 関連サービス: Sales Cloud, Service Cloud, Account Engagement
  • 解説: Sales Cloudが管理する商談情報、Service Cloudが対応する問い合わせ履歴、Account Engagementが追跡する見込み客の行動履歴など、各製品で管理される顧客情報をプラットフォーム上に集約し、真の「顧客360度ビュー」を実現します。これにより、部門横断で常に最新かつ統合された顧客像を共有でき、一貫したアプローチが可能になります。

営業・マーケティング業務の劇的な効率化

  • 関連サービス: Sales Cloud, Einstein GPT, フロービルダー
  • 解説: Sales Cloudにおける商談フェーズ更新に伴うタスクの自動割り当てや、Einstein GPTによる効果的な営業メールの自動作成支援など、営業プロセスにおける反復作業を徹底的に自動化・効率化します。これにより、営業担当者は顧客との関係構築という本質的な活動に集中でき、生産性を飛躍的に向上させます。

ビジネスの変化に追随する柔軟性と拡張性

  • 関連サービス: Salesforce Platform, AppExchange
  • 解説: Sales CloudやService Cloudなどの標準機能を自社の業務プロセスに合わせて柔軟にカスタマイズできるのはもちろん、AppExchangeを通じてTableauのような高度な分析ツールや業界特化のアプリを容易に連携できます。これにより、事業の成長フェーズや市場の変化に迅速に対応できる、拡張性の高いシステム基盤を構築可能です。

多層的な防御による高度なセキュリティ

  • 関連サービス: Salesforce Platform全体
  • 解説: Sales Cloudで管理する重要顧客情報、Service Cloudで扱う個人情報、Marketing Cloudの配信リストなど、プラットフォーム上のあらゆる機密データを保護するため、国際基準に準拠した多層的なセキュリティ機能を提供します。米国連邦政府のリスク・認証管理プログラム(FedRAMP)エージェンシー運用認定や、国防情報システム局の情報影響レベル2の暫定認証により、不正アクセスを防止し、企業の信頼性を担保します。

Salesforceには、次のような高度なセキュリティ機能が搭載されています。

  • 多要素認証:
    • SMSやアプリによるダブル認証で不正ログインを防止する機能
  • アクセスログ監視:
    • ユーザーのアクセス履歴をもとに不正アクセスを割り出す機能
  • 外部URLのリダイレクト管理:
    • Salesforceから外部URLにアクセスした際の動作を指定できる機能
  • トランスポートレイヤセキュリティ(TLS):
    • サーバー認証と暗号化技術によって通信データを保護する機能
  • セキュリティ状態管理:
    • システム内におけるセキュリティの脆弱性を特定・修正できる機能

データドリブンな意思決定を支援する充実のサポート

  • 関連サービス: Trailhead, Tableau, Trailblazer Community
  • 解説: オンライン学習プラットフォーム「Trailhead」では、Sales Cloudの基本的な使い方から、Tableauを用いた高度なデータ分析ダッシュボードの作成方法まで、各製品の活用法を無料で体系的に学べます。世界中のユーザーが集うコミュニティと合わせて活用することで、データに基づいた的確な意思決定を行うためのスキルを習得し、組織全体のリテラシー向上を促進します。

クラウド基盤による場所を選ばない業務遂行

  • 関連サービス: Salesforce モバイルアプリケーション
  • 解説: Salesforceは完全にクラウドで提供されるため、インターネット環境さえあればどこからでもアクセス可能です。例えば、営業担当者が外出先からモバイルアプリでSales Cloudの商談情報を更新し、マネージャーがリアルタイムでその状況を確認するといった、俊敏性の高い業務遂行が可能になります。これにより、多様な働き方に柔軟に対応し、ビジネスの機会損失を防ぎます。

Salesforce導入で解決できる営業担当者の課題

『顧客情報がバラバラで、いつも探している時間に追われている』『日報作成や事務作業に多くの時間を奪われ、営業活動に集中できない』『商談の進捗がブラックボックス化し、チーム内での連携がスムーズではない』—これらは多くの営業担当者が抱える共通の悩みではないでしょうか。Salesforceは、これらの課題を根本から解決し、営業担当者が本来の『顧客と向き合う』という創造的で価値の高い仕事に集中できる環境を提供します。結果として、効率化と売上向上に直結するでしょう。

営業担当者の課題と解決策

・非効率な業務プロセスと属人化の解消

日報作成や報告業務といった定型作業を自動化し、業務プロセスを標準化。ベテランのノウハウに頼りがちだった案件管理も、フェーズやタスクを可視化することでチーム全体のパフォーマンスを底上げします。

・散在する顧客情報とコミュニケーションの断絶を解消

顧客管理情報、過去の商談履歴、問い合わせ内容といった情報を一元管理。これにより、部署間のサイロ化を防ぎ、全社横断でのスムーズなコミュニケーションと一貫した顧客対応を実現します。

・勘と経験頼りの営業活動からの脱却

 蓄積されたデータを分析し、確度の高い見込み客の特定や、効果的なアプローチ手法を導き出します。データドリブンな営業戦略を可能にします。

Salesforce導入を成功させるための注意点とパートナー選定の重要性

SalesforceのようなSFA/CRMツールは、データを蓄積・分析し、活用を続けることで真価を発揮するため、中長期的な利用を前提にする必要があります。ここでご紹介する注意点を押さえることで、導入後の失敗を避けられるでしょう。

導入目的を明確にする

Salesforceに限った話ではありませんが、業務用ソフトウェアを導入する際は導入目的を明確にしましょう。目的が曖昧なまま導入を進めてしまうと、最終的に実現したいことがわからず、利用率の低下やツールの形骸化を招いてしまいやすいためです。


目的を明確にするには、マーケティングや営業などの各部門で抱えている課題を洗い出す方法が効果的です。Salesforceの各サービスの特徴をもとに、ツール導入によって実現したいことをチーム内で綿密に話し合うと良いでしょう。また、実際にシステムを操作するチームメンバーに対しても、現状の課題や目的を共有することが大切です。

入力項目を増やしすぎない(現状の業務の見直し)

Salesforceは、システム内の入力項目を自由にカスタマイズできるのが特徴です。しかし、入力項目が多すぎると管理業務が煩雑になり、各担当者の負担が大きくなってしまいます。


現状の業務内容を見直し、本当に必要な入力項目のみを洗い出し、必要最小限の労力だけで運用するのが適切です。

すぐに成果が見えにくい

視覚的な成果がわかりづらいというのも、Salesforce導入時に注意すべき点の一つです。たとえば、Salesforceを導入したものの、売上高や利益率との相関性が見出せなかったり、目に見える成果が現れるまでに、時間がかかったりすることが考えられます。


そのため、Salesforceの導入を機に営業文化をいちから考え直すのも一案です。ツールの導入を単に業績へと直結させるのではなく、業務効率化や従業員の満足度向上につながるかという視点で捉えてみるのも良いでしょう。あるいは、ツール導入前と導入後でそれぞれのKPIを比較すれば、成果の定義が明確になります。

基幹システムとの連携が必要になる

Salesforceの真価は、他システムとのシームレスな連携によって最大限に引き出されます。

しかし、この連携を安易に考えてしまうと、導入後に大きな課題に直面する可能性があります。既存のシステムとSalesforce間でどのようなデータを、どのような頻度で、どのように同期させるのか、事前に綿密な計画を立てることが不可欠です。

顧客データと基幹データを統合することで、より多角的な分析が可能となり、精度の高いデータ活用へと繋がります。Salesforceと基幹システムの連携には、Salesforceが提供する「Data Loader」やWeb APIといった手法があります。データ連携に関する専門的なノウハウが不足している場合は、ノーコードでシステム同士を接続できるデータ連携アプリケーションの利用も有効です。

例えば、国内シェア率ナンバーワン(※)を誇るASTERIA Warp(アステリアワープ)は、Salesforce以外に100種類以上のシステムと連携可能であり、ドラッグアンドドロップで連携フローを構築できるため、専門知識がなくてもスムーズなデータ統合を実現し、ビジネス全体の最適化を支援します。


※参照:テクノ・システム・リサーチ「2024年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」

(アステリア社のWebサイトが開きます)

Salesforceを導入するときのポイントは?導入のフローもご紹介 >>

Salesforce導入・活用で『業務変革』を実現するならパナソニックISへ

Salesforceは、マーケティング、営業、カスタマーサポートといった各領域において、顧客データを核としたビジネスの変革を促進する強力なクラウドプラットフォームです。見込み客との接点創出から顧客対応の最適化、そしてデータ活用による経営判断まで、貴社のビジネス成長を多角的に支援します

ご紹介した各アプリケーション(サービス)の特長を参考に、貴社の具体的な目的や要件に沿った導入をぜひご検討ください。多岐にわたるSalesforceのサービス群から最適なものを選び、組織に定着させるには、システムを熟知したエキスパートのサポートが不可欠です。

パナソニック インフォメーションシステムズは、貴社の効率化、顧客満足度向上、そして営業担当者一人ひとりのパフォーマンス最大化を、最適なSalesforce活用で実現します。貴社のビジネス目標達成に向け、単なるシステム導入に留まらない真の営業支援を提供いたします。

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松尾和世司
松尾和世司
製造業向け生産管理システムの構築、インフラ運用、データセンターセキュリティ担当などを経て現職。 マーケティング施策の立案と実行および、お客様にITのトレンドや最新技術情報をお届けするエヴァンジェリストとして活動。 【資格】 ITストラテジスト/プロジェクトマネージャ(他、情報処理技術者試験 全区分) 情報処理安全確保支援士(登録番号:007992) Salesforce 認定 Service Cloud コンサルタント BCAO認定 事業継続主任管理士 他

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